カーペットクリーニング
オフィスフロアに広がるカーペットは日々土足で踏み散らかされ、
繊維が痛み、表面上の汚れだけでなく、根元に積もったほこりが害虫やカビの発生原因にもなり得ます。
これらを防ぐためには専門的な知識と技術を駆使して、
以下の正しい工程で定期的な洗浄を行う必要性があります。
作業手順
①除塵作業
靴裏に付着し、オフィスに持ち込まれた土砂を回収する工程。
カーペットの見栄えを悪くする主だった汚れはこの土砂が放置され、繊維に浸透していくことにより発生してしまいます。
汚れを落とすための洗剤を散布する前に、吸引口に回転式のブラシが装着された専用の掃除機で歩行頻度の特に高い、オフィスの出入口や通路などの土砂を重点的に回収します。
*当工程はオフィス内で日常的に行われることが望ましい工程です。
弊社作業では基本的に行うことはありません。
②前処理剤散布
汚れを落とすための洗剤を散布する工程。
カーペットの表面には、アスファルトに付随する油が靴底を経由して付着しており、それが膜となって汚れを閉じ込めてしまっています。
当工程では、まず、その油膜を分解し、その次に閉じ込められていた汚れを分解する水に溶かした専用液体洗剤をそれぞれ散布します。
散布用の専用スプレーの使用により、洗剤の均一噴霧を可能としており、ムラのない仕上がりとなります。
③洗浄アジテーション
散布した洗剤の効果を増強するためのブラッシング工程。
高速回転リール型になっている専用の電動ブラシを使用し、刺激を加えることによって繊維から汚れを分解しつつ、奥に入り込んだ土砂も掻き出します。
下から上に繊維を掻き上げる特殊なリールを使用しており、カーペットへのダメージを最低限に押しとどめつつ洗浄作業を行えます。
④濯ぎ洗浄
分解した汚れや掻き出した土砂、散布した洗剤を回収する工程。
真水の噴射と、バキュームを両立させる専用の機械を使用し、散布された洗剤を濯ぎつつ、分解した汚れと掻き出した土砂を吸い取ります。
カーペットクリーニングの工程の中で特に専門的な知識、技術が必要とされる当工程において我々は、継承され続けている高い技術を用いて入念な濯ぎ洗いを行うことによって、洗剤、汚れの回収に一切の妥協をせず、衛生的な仕上がりとなることを約束します。
⑤乾燥
洗浄したカーペットを乾燥させる工程。
クリーニング後は濡れたカーペットを自然乾燥させます。
所要時間は10時間程を目安とし、休日にクリーニングを行った場合、翌営業日には乾燥が完了し、奇麗なカーペットの上で仕事を行える想定です。
※状況・環境によって乾燥の所要時間が多く要される場合もあります。空調の使用などによって対策はできますので、作業前に要相談とさせてください。
■イメージは衣類の洗濯と同じ
小難しい説明のように聞こえますが、行っていることは日常的な衣類の洗濯と変わりはありません。
衣類に付着したゴミを除去する。(工程①)
衣類に洗剤を添加する。(工程②)
もみ洗いを例とした洗浄を行う。(工程③)
真水によって濯ぎ洗いを行い、後に脱水を行う。(工程④)
乾燥させて完了。(工程⑤)
専門的な知識がなくとも各工程の役割の重要性を理解していただけるかと思います。
■クリーニングは定期的に
日常的に踏み敷かれるカーペットは一度クリーニングを行えばそれでよし、というわけではもちろんありません。
継続的にクリーニングを行うことにより、繊維の劣化を防ぎ、結果としてオフィスの衛生を保てるというわけです。
オフィス全体の洗浄は年に一度、歩行頻度の特に高いエリアは年に複数回、といった定期契約例のように、
多種多様なお客様のプランニングに我々はお応えします。
■質の高いクリーニングを
世の中には上記以外のクリーニング手法もあります。
大きい建物であれば多量のカーペットの洗浄を必要とするため、質より量を重要視した手法で
クリーニングを行う考え方もあるでしょう。
しかし、我々は高品質に徹底的にこだわったクリーニングを50年もの間続けてきています。
あなたのオフィスのクリーニング、本当に意に沿っているものですか?
高品質のサービスを求めているのであれば是非弊社までお問い合わせを。